R6 音更・幕別大会

第45回十勝地区国際理解教育研究大会 音更・幕別大会

大会主題「多様な世界にかかわり続ける行動力を身に付けた児童生徒の育成」
~国際的な視野を広げ、未来へ向けて主体性・創造性を育む授業を目指して~

令和6年度の十勝地区国際理解教育研究大会は11月28日(木)に、音更町立木野東小学校、幕別町立札内東中学校、木野コミュニティセンターの3つの会場で行いました。

公開授業Ⅰ 9:40~10:30

公開授業Ⅰは、幕別町立札内東中学校の山﨑靖恵教諭による国語の授業『持続可能な未来を創るために ~人の暮らし方を考える「エシカル」に生きよう~』を公開していただきました。

沖縄で農業を学ぶ大学生とオンラインでつながり、授業は始まりました。山﨑教諭の教え子でもあるゲストスピーカーのわかりやすいプレゼンで、日本の農業の現状と課題を学びました。農業に従事する方々の高齢化や担い手の減少、自国の食料自給率の低さ等様々な課題があることがわかりました。

グループでSDGsのテーマをひとつ決め、5年後に目標を達成するために自分たちが「すべきこと」と「すべきではないこと」を考えました。授業の終末では「学んだことを3つ」「もっと知りたいことを2つ」「まだ疑問に思っていることを1つ」を交流し、理解を深めました。

公開授業Ⅱ 11:10~11:55

公開授業Ⅱは、音更町立木野東小学校の宮原玲奈教諭による算数の授業『プラスチックごみについて調べよう~算数で読みとこう~』を公開していただきました。

日本の海洋ごみの種類・重さ・個数の円グラフを分析することで考察していきました。日本の海洋ごみは「自然物は重いけど個数が少ないので1個が重い。流木か?」「このままでは、海がプラスチックでいっぱいになるかもしれない!」

世界の海洋ごみは「中国やアメリカの排出量は多いが、アメリカは海への排出量は少ない。ごみへの対応をしっかり行っているのではないか。」「2010年のグラフなので、今はもっと増えているのではないか。」等々鋭い考察が出されていました。

開会式・全体会 13:00~13:30

会場を木野コミュニティセンターに移して休憩・昼食の後、開会式・全体会が行われました。

本研究大会に新山知邦 十勝教育局局長様、福地隆 音更町教育長様、笹原敏文 幕別町教育長様にも出席いただき、ご挨拶をいただきました。大変お忙しい中、ありがとうございました。

分科会(授業協議) 13:35~14:45

全体会の後は、会場を後方に移し、分科会(授業協議)を行いました。

授業者である山﨑教諭と宮原教諭から本時の公開授業についてお話ししていただき、授業協議を行いました。

山﨑教諭の授業協議では、「生徒たちは、十勝出身の大学生に親近感を持ちながら自分事として農業に係わる課題を考えることができた。」「ICTを活用し他者の意見を共有することで、のちの課題である意見文に取り組みやすくなる。」等の意見が出されました。

宮原教諭の授業協議では、「海洋ごみを自分とは関係のない社会問題とせず、疑問や関心を持ってデータを基に協働して考えることができた授業だった。」等の意見が出されました。また宮原教諭から、直前に意図的に体育の授業を設定し、全力で運動して児童の緊張を吹き飛ばしてからの授業だったと、微笑ましい素敵なウォームアップ方法も教えていただきました。

最後に、十勝教育局義務教育指導班指導主事 安田英憲様、安食正人様よりご助言をいただきました。

実践発表会・閉会式 14:55~15:40

分科会終了後は、今年3月にシンガポール日本人学校チャンギ校での勤務を終えて帰国した帯広市立西小学校の佐藤紀子教諭による実践発表会が行われました。

赤道直下で常夏のシンガポールでの生活を、素敵な写真や動画を交えながら発表していただきました。せっかく赴任したのでシンガポール人としてのアイデンティティを持ちながら生活したそうで、興味深いお話をたくさん聞くことができました。

閉会式では、研究会として大変お世話になっているJICA北海道(帯広)の野々垣真実様にご挨拶をいただき、令和6年度の十勝地区国際理解教育研究大会音更・幕別大会を終了しました。ご協力いただいた関係各所の皆様に、改めてお礼申し上げます。