第33回全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会北海道ブロック大会
第44回十勝地区国際理解教育研究大会
第2回帯広市立大空学園義務教育学校公開研究会
第44回北海道国際理解教育研究大会 十勝・帯広大会
令和5年度の 北海道国際理解教育研究大会 が、11月1日(水)・2日(木)に森の交流館と帯広市立大空学園義務教育学校を会場に、11年ぶりに十勝・帯広で開催されました。 公開授業はYouTubeライブ配信とのハイブリット開催で、義務教育学校の特性を生かして1年生から9年生までの発達段階の違う魅力あふれる授業を1会場で6本公開しました。
第44回北海道国際理解教育研究大会 十勝・帯広大会【1次案内】
第44回北海道国際理解教育研究大会 十勝・帯広大会【2次案内】
第44回北海道国際理解教育研究大会 十勝・帯広大会【3次案内】
大会の成功を願って(事前準備)
10月23日(月)に大会実行委員会が開かれ、大会当日の細かな確認を行いました。その後、教室に入りきれないほどの人数で、大会要項帳合作業、資料袋詰め作業を行いました。
研究大会1日目
理事総会・研修会
11月1日(水)はJICA北海道・帯広に隣接する森の交流館・十勝を会場に、令和5年度第1回北海道国際理解教育研究協議会理事総会・研修会が行われました。
研究大会2日目
11月2日(木)は、帯広市立大空学園義務教育学校で研究大会が行われました。
大会要項データ
授業公開Ⅰ・Ⅱ YouTubeライブ配信・学習指導案データ
第1学年 生活科
- 授業者:松本 美佳 教諭、髙畠 瑠衣 教諭
- 単元名:『むかしからのあそびをたのしもう』
- 公開授業(YouTubeライブ配信)
- 学習指導案
1年生は、様々な国の遊びをその国の方々に直接教えてもらい、日本の遊びとの相違点を知る授業でした。元気いっぱいに楽しみながら外国の遊びの文化を知る授業となりました。
第4学年 総合的な学習の時間(国際理解)
- 授業者:藤原 悠大 教諭
- 単元名:『世界のごみ問題を考えよう』
- 公開授業(YouTubeライブ配信)
- 学習指導案
4年生は,世界のごみ問題を学び自分たちにできることはないか考えました。食品ロス問題に児童から「おなかをすかせておいて、残さず食べる!」と斬新な意見が出され、先生は「月曜日からの給食が楽しみだ!その言葉忘れるなよ!」とニヤリと笑っていました。
第5学年 国語科・総合的な学習の時間(国際理解)
- 授業者:西村 弦 教諭、河瀬 結 教諭
- 単元名:『大空学園SDGs はじめの一歩』
- 公開授業(YouTubeライブ配信)
- 学習指導案
5年生では、SDGsに関する提案を学校内や家庭・地域に呼びかける取組を公開しました。ジェンダー平等、ごみ問題、食品ロス等についてデータをまとめ、お互いの取組を交流しました。
第7学年 理科
- 授業者:増田 美次郎 教諭
- 単元名:『第1分野「光・音・力による現象」 第1章 光による現象』
- 公開授業(YouTubeライブ配信)
- 学習指導案、ワークシート
7年生は、国によって虹の色の数が違うことをきっかけとし、光の屈折について学習を深めました。分光シートをつかって教室で虹を観察し、同じクラスの人たちの間でも虹をつくる色の数に違いがあることを知りました。多様性を尊重する心を育てる素晴らしい授業となりました。
第8学年 総合的な学習の時間
- 授業者:上野 嗣弥 教諭、神下 朋実 教諭、尾崎 弥生 教諭
- 単元名:『総合福祉デザイン~自助具を製作しよう~』
- 公開授業(YouTubeライブ配信)
- 学習指導案
8年生は、障害や病気などによる麻痺、加齢による身体機能の低下を補うための自助具を自分たちでデザインし発表しました。文化・言語・国籍を超えたユバーサルデザインを目指し、最後に3Dプリンターで作成しました。たくさん出された意見を参考に、今後さらに改良していく予定です。
後期課程知的学級(第7~9年生) 生活単元学習
- 授業者:福田 翔 教諭、筒井 美有 教諭
- 単元名:『「いただきます」からつながる世界』
- 公開授業(YouTubeライブ配信はありません)
- 学習指導案
特別支援学級7~9年生では、日本とスリランカの文化の違いについて学びました。「スリランカの学校は、10時におやつタイムがある。」という事実を知り、全員が「いいなぁ!」とスリランカへのあこがれが増したようでした。
開会式・全体会 YouTubeライブ配信
開会式では、全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会の滝多賀雄会長よりビデオメッセージが届きました。
全体会では、北海道、十勝、大空学園の基調提言・研究発表を行いました。関本研究部長の提言の中で、”東南アジアの車には暖房がついていない”という興味深いお話しもありました。
昼食は帯広名物「豚丼」を食べながら、大空学園吹奏楽部の迫力ある演奏を楽しみました。
分科会 YouTubeライブ配信
分科会では、チャットを利用してご意見をいただきます。
閉会式 YouTubeライブ配信
閉会式では、次期開催地である胆振地区国際理解教育研究会の髙橋慎治会長から胆振・苫小牧の魅力と研究会の取組が紹介され、十勝・帯広からバトンを渡し研究大会を終えました。1年以上かけて準備してきた十勝・帯広大会。国際理解教育研究会会員や会場校である大空学園の先生方とのつながりが更に深まったことを実感できた達成感あふれる大会となりました。
アンケートのお願い
参加者の皆様からのご意見等を踏まえ、今後の十勝地区国際理解教育の充実を図るとともに、本大会の研究集録の作成を行ってまいりますので、お手数ですが、11月9日(木)までに下記URL又はPDF文書内のQRコードでご回答いただくようご協力お願いします。